こんにちは。
今回の記事は、本日(24/04/18)21時にclubhouseで開く「100分de名著を語ろう」ルームのために用意されているものでもあります。ご参考にしていただければ幸いです。
今月度のEテレ「100分de名著」で扱われているのは、立木康介さんによるフロイトの『夢判断』です。テキストの「目次」を再確認しておきます。
【目次】
・はじめに 二十世紀を動かした無意識の発見
・第1回 「無意識」の発見と夢分析
・第2回 夢形成のメカニズム
・第3回 エディプス・コンプレックスの発見――無意識の愛と性
・第4回 無意識の彼岸へ
・もう一冊の名著 フロイト『精神分析入門講義』
※今回は太字で表記されている部分が扱われます。
以下からは、テキストでの「小見出し」を抽出して表記します。なお、通し番号は引用者が便宜的に付与したものです。
- 「近親者の死の夢」が教えてくれること
- エディプス王に体現された「我々の運命」
- なぜハムレットは仇討ちを先延ばしにしたのか
- 幼児期のセクシュアリティと向き合う
- 幼児期性理論に対する社会の拒絶反応
- エディプス理論の今日的評価
- おぞましき樹海を中央突破する
- フロイト=エディプス
今月度の放送が始まる前の私の感触は、フロイトとは過度に性愛に還元する、古くてもう既に今日的な意義を失い、乗り越えられたものというものでした。しかしそれは、錯誤であったことが痛感されました。丁寧に読み解かれることで、今もって常に新しく、活き活きとした生命力を持つものとして現れたように思いました。
ことに、今回の放送部分では、「セクシュアリティ」概念が拡張されているように思われました。それのとどまらず、「無意識」や「欲望の充足」ということについても、思いを新たにすることができたのではないかと考えます。
5:36時点での記述はここまでとして、回を終えた後の「追記」に期待したいと思います。お読みくださいまして、ありがとうございました。