マチナカ年代記

ぼくが考え、書いてきたこと。

読書

2405:100分de名著テキスト『魔の山』~目次+第1回放送分

こんにちは。 本日(24/05/09)21時から、clubhouseにて「100分de名著を語ろう」定例ルームを開きます。この記事は、放送テキストから、目次と第一回放送分の「小見出し」を抽出して、番組視聴等の参考に供したいと考えています。ご覧くださいますと幸いです…

2405:傍観者から「共事者」へ~『プリズン・サークル』の話しを聞いて

こんにちは。 去る5月2日(木)、「3分de名著」と銘打った読書会で、参加者思い思いの「名著」について語っていただく機会を設けました。その中では、坂上香監督の『プリズン・サークル』について言及いただいた方がありました。 この著作は、同監督の映画を…

2404:フロイト『夢判断』~④無意識の彼岸へ

こんにちは。 4/22(月)に放送されるEテレ「100分de名著」を受けたclubhouseルームを4/25(木)21時から開きますが、それらに先立ってテキストを読んでおこうと思いました。 まず、読み始める前の準備として、テキスト本文中の「小見出し」を抽出します。そ…

2403:『石垣りん詩集』~100分de名著「forユース」

石垣りん詩集 (岩波文庫) 岩波書店 Amazon こんにちは。 本日(24/03/28)、clubhouseでの「100分de名著を語ろう」ルームでは、3月度に扱われた「forユース・石垣りん詩集」に関して話し合います。解説とテキストのご担当は、文月悠光さんです。この記事では…

2403:エミリー・ディキンソンの詩作から

詩とは何か (講談社現代新書) 作者:吉増 剛造 講談社 Amazon もし私が一人の心の傷をいやすことができるなら私の生きるのは無駄ではないもし私が一人の生命の苦しみをやわらげ一人の苦痛をさますことができるなら気を失った駒鳥を巣にもどすことができるなら…

2403:「崖」~『石垣りん詩集』より

こんにちは。 未だ三分の一程度を読んだだけの『石垣りん詩集』ですが、今回も一作をご紹介いたします。Eテレ「100分de名著」テキストでの言及があるのか、未確認なのですが、いずれ確認しておきたいと思います。 石垣りん詩集 (岩波文庫) 岩波書店 Amazon …

2402:「表札」~『石垣りん詩集』より

こんにちは。 来月(2024年3月度)のEテレ「100分de名著」forユース全4回では、うち1回が文月悠光さんによる『石垣りん詩集』が紹介されます。以前どなたかに紹介いただいた、以下の「表札」が取り上げられるかなあと、勝手に想像しています。 * * * 表札…

2402:人はなぜ、言葉によって変われるのか~若松英輔『藍色の福音』を読んで

藍色の福音 作者:若松 英輔 講談社 Amazon こんにちは。 「ファン」であることを隠す必要もなくなった、若松英輔さんの最新刊の一つ(刊行ペースが早いのです!)です。当初、初の「自伝」的著作と考えていたのですが、刊行の経緯として、『群像』誌に掲載さ…

2402:ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』~100分de名著テキスト①

こんにちは。 今夜(24/02/05)から2月度の「100分de名著」、ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』の放送が4週にわたって行われます。現在、その放送テキストを読み進めていますが、今回はその記述されている項目を一部ご案内いたします。テキストの執筆と…

2402:ハッシュタグ「#いいねの数だけ本棚の本を紹介する」

こんにちは。 先日来、Twitterで(「X」とは呼んではやらない!)見かけたハッシュタグ「#いいねの数だけ本棚の本を紹介する」のツイートをしています。2月1日現在で6冊分の書影をツイートし、今日あと2冊をする予定でいます。以下には、その8冊のリンクを紹…

2402:レジュメ『独裁体制から民主主義へ』~100分de名著テキスト②

独裁体制から民主主義へ―権力に対抗するための教科書 (ちくま学芸文庫) 作者:ジーン シャープ,Sharp,Gene 筑摩書房 Amazon こんにちは。 本日(2月1日)のclubhouseルーム「100分de名著を語ろう」では、ジーン・シャープの『独裁体制から民主主義へ』(ちく…

2401:茨木のり子『言の葉さやげ』(河出文庫)

言の葉さやげ (河出文庫 い 36-2) 作者:茨木 のり子 河出書房新社 Amazon こんにちは。 一か月ほどかかって、茨木のり子さんの最新の文庫『言の葉さやげ』(河出文庫)を読了できました。この文庫本は、最寄り駅近くにある小さな書店で偶然見かけて「即買い…

2401:ハッシュタグ「#君たちはどう読むか」に寄せて②

こんにちは。 この直前の記事でも、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』に関するエントリーをいたしました。17/12/29に初投稿したものを再掲したのですが、今回はそれとは別の時期に書いた記事を再掲しようと思います(18/08/22付のもの)。主として、大きな…

2401:ハッシュタグ「#君たちはどう読むか」に寄せて①

こんにちは。 岩波書店が、Twitterでハッシュタグ「#君たちはどう読むか」をつけた投稿を公募しているようです。映画『君たちはどう生きるか』に寄せての企画と思われますが、以前書いたことがあるブログを引っ張り出してみた次第です(17/12/29投稿、現在は…

2401:加藤陽子『この国のかたちを見つめ直す』~目次

この国のかたちを見つめ直す 作者:加藤 陽子 毎日新聞出版 Amazon こんにちは。 Twitterに加藤陽子さんのご著作について流れてきたので、「積読」状態のものを読んでみようと思いました。以下は「honto版」によります。「はじめに」に目を通して、今回は目次…

2401:『一冊で読む日本の近代詩500』~井伏鱒二

一冊で読む日本の近代詩500 笠間書院 Amazon こんにちは。 図書館で借りてきた上掲のアンソロジーから、気になったものを「抜書き」していこうと思います。1回目は、茨木のり子のエッセイ集(『言の葉さやげ』)でも取り上げられていた、井伏鱒二の漢詩の翻…

2401:小田中直樹『歴史学のトリセツ』~レジュメ②

こんにちは。 月2回の火曜20:30からは、小田中直樹さんの『歴史学のトリセツ』(ちくまプリマー新書)の読書会を行っています。本日(1/16)はその第2回で、2章と3章を扱います(全4回となりそうです)。以下、項目を拾っていきます。 歴史学のトリセツ ──…

2401:「わたし」のための読書論③

こんにちは。 前までの2つの記事に続いて、読書についての私見を述べていきます。この一連の記事では、おおよそ、以下を取り上げていくことになります。 本は「最初」から読むべきか 本は最後まで読むべきか 本を汚してはいけないのか ← 今回の記事です。 本…

2401:「わたし」のための読書論②

こんにちは。 先日来、「『わたし』のための読書論」として記事を書き足していっています。以前私は、Kindleでの出版をしたことがあると申し上げましたが、そこで参照した本の一冊が、齋藤孝さんの『読書力』(岩波新書)でした。氏は、その著作以降も多くの…

2401:「わたし」のための読書論①

さよなら、読書論 ~自前の読書観を育む~ 作者:すたんど Amazon こんにちは。 実を言うと、2021年に私はKindle本を刊行しています。当時のTwitterのハンドルであった「すたんど」名義でしたが、上掲の『さよなら、読書論』がそれです。4冊ほどの「読書論」…

2309:『現代思想を読む事典』(00)「はじめに」

これらの記事は、『現代思想を読む事典』のノートとして機能させたいと思っています。今日は「はじめに」(88/05/15、今村仁司)を読みました。 一日一項目でも読んで、「ノート」を作成していこうと思っています。 88/10/20第1刷、23/08/29第32刷。